カレー探偵、やみちゃん です。
インド・パキスタン遠征 2023 新春
第2章 インド・アムリトサル 編
#004 アムリトサルの朝
インド・アムリトサルと、パキスタン・ラホールは、同じ「パンジャーブ」に属しますが、1947年の印パ分離独立の際に分断され、今日に至ります。
(アムリトサル側にはシク教徒とヒンドゥー教徒が、ラホール側にはイスラム教徒が多い)
両者の距離は約50km。
めっちゃ近いです。
富山と金沢ぐらいの距離です。
アムリトサルの朝。
夜中に縄張り争いで吠えていた犬たちも、この時間になるとおとなしくなりました。
とにかく霧が濃くて、気温も10度以下。
ダウンコートが必須。
アムリトサルは人口120万人ですが、2大観光地を抱えていることもあり、流動人口はその何倍もあると思われます。
2大観光地というのはもちろん、「黄金寺院(ハリマンディル・サーヒブ)」と「ワガ・ボーダー」。
どちらも”観光地”という表現は、やや語弊があるかもしれませんが、インドでも有数の人気スポットであることは間違いないでしょう。
黄金寺院の門前町は土産物店や飲食店などで大いに賑わっていました。
#005 B.K.S. クルチャ ワラ
この看板の数よ!!
・Bhai Kulwant Singh Kulchian Wale
さて、アムリトサルの名物といえば、「クルチャ」(※ナンの一種)です!
地元の人人は、それを自慢気に「アムリトサリー・クルチャ」と呼称して、他のエリアのクルチャと区別化したりもしています。
「アムリトサリー・クルチャ」を提供している店は83以上はあると思うけれど、とりあえず人気の高いお店へ入店してみました。
・メニュー
メニューはクルチャのみ!
バリエーションがいくつかありますが、1度に全部楽しめる、ミックスを選択しました。
・four mix kulcha 80Rs(127円)
探偵の食卓!
・動画(8秒)
見よ!
これが「アムリトサリー・クルチャ」だ!
マッカン(バター)が溶け出すほどの、焼きたて、アツアツ!
ワァオ!
カスリメティが効いてます。
ジャガイモにカリフラワーにパニールも入っていて、こりゃとても贅沢なやつやー!
これ、毎朝食べたいやつー!
「ナン」との違いは、粉の違い(ナンはマイダ粉(薄力粉~中力粉)に限定せず、シェフによっては強力粉が使われることもあるが、「クルチャ」はマイダ粉のみ)もありますが、”具材の有無”が1番分かりやすいでしょう。
(※インド亜大陸は広く、同じ名称の料理が地域で異なるものをさす場合も多いので、何事も一概には言えません)
・チョレー
クルチャには自動的にチャナ(チョレー)が付属してくるちゃ!
やや、塩が強め。
・アチャール
そして味変さっぱり、でも青唐辛子で辛くもあるアチャールも付いてくるちゃ!
生の柑橘が入ってました。
チョレー、アチャール、どちらもお代わり可能!
いやー、「アムリトサル・クルチャ」、これはたしかに素晴らしいですね!
身体が温まりました。
「また食べにくるちゃ!」
そう言って退店しました。
■Bhai Kulwant Singh Kulchian Wale
星3.9
#006 謎の白い液体を飲む探偵
腹も膨れたので、「黄金寺院」に向かいますか。
道中、妙に目につくのが、大きな鉄なべでグツグツ煮込まれた白い液体。
ほら、ここでも売ってる。
嗚呼、ここにも。。
看板に「LASSI(ラッシー)」と書いてあることもあるけれど、ラッシーはこんな風に煮込まないから、これはきっと別の何かのはず。
MALAI(マライ)を作ってるのかな?
店主に訊いても「マライではないよ」とのこと。
えーい、こうなったら、飲んでみるしかなかろうもん!
・動画(11秒)
50ルピーもしましたが?
嗚呼~、これは、、
牛乳のような、はっ酸乳(ミルミル的な)のような?
ほんのり甘く、あたたかい。
まるでお母さんのおっぱいのような。ぶわ。
・・物珍しげに私に話しかけてきた青年に、これは何かと訊いてみたら、「ミルク」とのこと。
たんなるホットミルクかーーーい!
(たぶん、砂糖が入っているんだね)
・黄金寺院 入り口
その後、私は頭に巻くバンダナを購入し、黄金寺院へと歩を進めたのでした。
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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