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Channel: カレー探偵やみちゃん 世界食べ歩き
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インネパ店でガチネパ堪能!龍安寺の石庭■ゴルカダーバー(三軒町)■ネパーリタリ、ネワリカザセット

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カレー探偵、やみちゃん です。

 

 

 

  京都遠征2023如月中旬 第5話

 

 

 

 

京都西陣、ふれあいの街、北野!

 

 

 

・ゴルカダーバー(外観)

 

 

懐かしい雰囲気の北野商店街のなかに、インネパ(=ネパール人による、日本人のライト層が好みそうなインド風のカレーを出す店)っぽいお店があります。

 

 

 

いやね、カレー店の少ない地域に遠征したときには、(他に選択肢がないので)この手のお店の世話になることもあるわけですが、京都であれば他にも選択肢がいっぱいあるわけで。

 

 

 

 

♬ あなたもある つばさがある

 飛び立つのよ 空へと

 美しいわ 幸せでしょう

 風にのり 虹を渡ろう

 

 

 

 

とまあ、故・本田美奈子さんの歌は置いておいて、、

 

 

 

たしかにこの店の客人の99.83%はランチのインネパカレーを食べておりました。

 

 

 

 

だけどね、こっちを見てくださいよ!!

 

 

ひっそりとガチネパ(=ネパール人が母国で食べている本来のネパール料理。地方ごとに、或いは民族ごとにいろいろな種類がある)もあるんです!!

 

 

 

 

ここまで一通り揃っていたら、ただのインネパ店なんかじゃなく、ネパール料理専門店、或いはネパール居酒屋(バッティ)を名乗っても良いぐらいです。

 

 

※ここを私に教えてくれたのは、北関東の重鎮、なおちん師匠でした。さすがです。感謝!

 

 

 

・ネワリカザセット

 

 

 

 

 

ネワリというのは、ネパールのカトマンズ盆地に古くから住んでいるネワール族のことで、古き良きネパール王国の伝統を感じさせる、いぶし銀の料理たちが有名。

 

 

私たちが憧れてやまないのが彼らのつくるチョエラ(焼肉マリネ)であり、サデコ(酸味のある和え物)やブテコ(炒め物)であり、アルタマ(発酵させたタケノコ)なんです。

 

 

このセットはカザ(カジャ)なので、要するにお酒のアテですが、チウラ(干し米)はちゃんと炙ってあり、食べやすいし、個個のおかず類もとても味が良くて驚きました!

 

 

 

 

たとえばこのチョエラですが、まずネパール山椒(ティムル)がビシバシ効いている超本格派であり、焦がしメティーの香りがこれまた最高かよ!

 

 

しかも、肉はバフ(水牛肉)という、マニアが泣いて喜ぶやつやん!

 

 

いうまでもなく、ネパールではバフがとてもメジャーです。

 

日本にも近年流通するようになりましたが、マトンやビーフよりも数段高価なので出す店はまだまだ少ない状態。

 

 

 

・ネパーリタリセット

 

 

 

 

こちらは標準的な「ダルバート&タルカリ」。

 

 

 

だいたい、写真を見たら分かる人にはわかると思いますが、こちらもガチ

 

 

 

 

ちゃんとバスマティだし、ダルはジンブー(ニンニク系の乾燥ハーブ)を使ってタルカした丁寧なもの。

 

 

フレッシュダニヤ(パクチー)がふんだんに使われて香りも良く、なによりも新鮮なニンニクとショウガの香りがガツーン!!と来るのがいかにもネパール料理なんです。

 

 

これ、インド料理だとニンニクとショウガは最初に入れてマサラを作るけれど、ネパールでは最後に使うからに他なりません。

 

 

ネパールではスパイスが高価なために一般家庭ではあまり手に入らなかった時代が長かったことから、手に入りやすいニンニクとショウガをメインに味をつけるようになっていったからなんです。

 

 

それがちゃんと実現している味付けなのが素晴らしいわけ。

 

 

 

 

このゴルベラ・コ・アチャールなんて、ネパール人家庭の中でも特に料理が上手なお母さんがつくるような名品じゃん!

 

 

フロアの愛想のよいお兄さんに訊いたら、やはりネパール人の主婦(メインシェフの奥さん)が作ったものだそうです。

 

 

 

 

豪快に手喰い!!

 

 

 

厨房内を覗くと、渋いネパール人男性が調理されてました。

 

この人、かなりの経歴をもつ実力者なんじゃないかな。

 

 

 

なお、店名の「ゴルカダーバー」ですが、ゴルカはネパール人の傭兵部隊「グルカ」そのものから付けたそうで、何でも、店のオーナーのお父さんがグルカ兵だったそうです。

 

 

 

このお店、インネパもあるけれど、ガチネパにこそ魅力があるので、その筋の皆さんにはぜひ食べに来てほしいなと。

 

 

ただし、ククラ・コ・マス(ネパール式チキンカレー)がガラばかりで肉の可食部が少ないところもカトマンズスタイルといえるので、そこら辺も含めて愉しめる人向けです。

 

 

***

 

 

 

さて、実はこの日(2/19)は、京都マラソンの日だったのです!!(知らなかった)

 

 

クルマで行ったのですが、市内が交通規制で大変弱りました。

 

 

 

 

世界遺産 龍安寺へ。

 

 

 

故・スティーブ ジョブズが気に入って通った場所です。

 

 

 

 

枯山水の庭園(石庭)が素晴らしい。

 

 

 

 

ちょうどこの日の前日、龍安寺の池で男性の遺体が発見されたとのニュースあり。

 

 

 

 

ここか・・・。

 

 

合掌。

 

 

 

・全景図

 

 

池のまわりを散策できます。

 

 

 

 

そして、やたらとこの「湯どうふ」のお店に誘導しようとする案内板の数数。ぶわ。

 

 

 

 

うーむ、湯どうふ、1800円かよ。。

 

 

だったら「ゴルカダーバー」に行きますちゃねえ。

 

 

 

そんなわけで、京都マラソンで移動が大変だったこともあり、イミズスタンに戻りました。

 

 

(了)

 
 
 
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
 
 

 

■カレー遠征2023如月中旬、2泊3日ブラヤミ京都 編■もくじ
https://ameblo.jp/yamikomon/entry-12792788451.html

 

 

 

***

GORKHA DURBARインド料理 / 北野白梅町駅
昼総合点★★★★ 4.1

***

 

 

 

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